安土城その5

4からの続き。

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三重塔。甲賀の寺から移築したといわれているもので、往時からある数少ない現存建造物ですね。
城内にわざわざこういうものを移築した点から、信長はかつて言われていたような無神論者ではないという説が現在の見解になっているようです。
桶狭間の合戦の前に熱田神宮に戦勝祈願に行った話は有名ですし。


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摠見寺本堂跡はちょっとした展望スポットになっていて、北西方向にいい眺めが広がっています。
こちらからの眺めだと、かつて琵琶湖畔にあったという雰囲気が想像できますね。


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三重塔を後にして西方向へ石段を下ると、またも貴重な現存建造物である仁王門が見えてきます。
このあたりの石段はかなり急な上に、結構痛んでいてちょっと危険な感じです。
特別史跡なのでホイホイ修理をするわけにもいかないでしょうから仕方ありませんが、もし現地に行かれるなら注意して歩いた方がいいです。


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今も仁王様がしっかり門を守ってますね。


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仁王門を後にさらに下へ下へ。
安土城址の見学ルートとしては、このあと大手門跡まで戻るだけで特に目立ったものはもう無いのですが、バリケードで区切られたルートの外に石部神社という小さな神社があります。


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この写真は門から出た後に改めて来た時のものですが、ここも本来城址の一部なので、仁王門まで続く石段の途中にある形になってます。
なかなかいい雰囲気の神社でした。
神社を有料にするわけにはいかないからルート外にしているんでしょうけど、なんか釈然としないものを感じてしまいますが。


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仁王門~大手門~城外へ出て石部神社へ至る道のりの間にも、発掘済みや未発掘の石垣がかなり見られます。
まだまだここには埋もれている遺構がたくさん眠っているんでしょうね。


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おまけ。
童友社の「日本の名城 城郭コレクション」より安土城です。
今現在販売されている安土城の模型はだいたいこの形状なのですが、実際に現地に行ってみるとわかるように本丸などの形状が違っているんですよね。

そのあたりは模型の設計時より発掘研究が進んで新事実がいろいろ明らかになった結果ですし、今後さらに今までの定説を覆すような発見があるかもしれないですね、
ヴァチカンに当時の安土城を描いた屏風絵があるんじゃないかという話もありますし、研究者の方の頑張りに期待したいですね。

おしまい。

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